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いつも心にデカダンを。

journee(日記)

【日記】2018年2月8日

(Yokohama, 2015) 文章から詩への、言葉から歌へのそして歩行から舞踏への移行。――この瞬間は行為であると同時に夢なのです。 舞踏は、わたしをここからあそこまで移動させることを目的とはしていない。純粋な詩句や歌も同様です。 ーーポール・ヴァレリー『…

【日記】2018年2月6日

また半年近くもここを空けてしまった。おととしも10月からだんだん沈み開けて4月に浮上したので、このブログは割り切って春夏限定で運営するのが良いかもしれない。 去年の8月から3か月休職して、復職間際に足の骨折って、それでかどうだか復職しても結局コ…

【日記】2017年8月28日

(Tokyo, 2017) 意外に短い夏だった。気温はともかく、二週間前から秋風が吹き、一週間前には完全に秋の夜が来た。 お題で「夏の作品」が取り上げられているので、何か良い作品あったかな?と思い返してみるも、適当な作品が思い浮かばない。寧ろあまのじゃ…

【日記】2017年8月9日

(Tokyo, 2017) 珍しくパートナーが帰省したので、1人にはやや広い自宅で週末を過ごした。広めといっても「好きな場所:押入れ/家具のすき間」の私に広めの部屋であって、普通の人には手狭で間違いない。 ともかくも一人であることに対して、最初の二日く…

【日記】2017年8月3日

あら、今週のお題が「ちょっとコワい話」だ。7月16日の日記はここで書けばよかったかもしれない。あんまりコワくないかな。 kojimat.hatenablog.com さて、一昨日にジャンヌ・モローの訃報を聞いて以来、頭の中でカルロス・ダレッシオの『インディア・ソング…

【日記】2017年8月2日

(Shibuya, 2017) 週末に恵比寿の写真美術館(TOP…の名前がまだピンとこない)に行き、アラーキー展とソール・ライターのドキュメンタリーを観た(『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』, 2012)。ソール・ライターはBunkamuraで見…

【日記】2017年7月16日

(Kasai,Tokyo,2017) (いわゆる「霊」関係のお話が苦手な方はそっと閉じて下さい。) 尋常でない熱さ(あえてこう書く)に、いかばかりか納涼のこころみを。

【日記】2017年7月12日

(Akebonobashi, Tokyo, 2017) 先日SHIBUYA TSUTAYAに行ったら、『さらば愛しき女よ』(1975)がずらりと並んでいて驚いた。 さらば愛しき女よ [DVD] 出版社/メーカー: 復刻シネマライブラリー 発売日: 2017/03/27 メディア: DVD この商品を含むブログを見…

【日記】2017年7月9日

(Shinanomachi, Tokyo, 2017) おだやかな週末…気温以外は!それでもなぜか、この暑さで南国が恋しくなってしまう。カンボジア、ベトナム、ラオス…でも9月の休暇は蘇州。前回の北京に続き、清代(あるいはそれ風)の家具に囲まれてくつろげそうなホテルを見…

【日記】2017年6月27日

(Gaienmae, Tokyo 2017) 最近みたいに日が長くなると、職場から家まで歩いて帰る。出来れば冬も歩きたいけど、まあまあ暗い道があるのと、冬は自分の生命力が低下するのとで、夏だけの運用になっている。 道中は写真の撮りどころも沢山ある。初夏の夕暮れが…

【日記】2017年6月17日

(Shibuya, Tokyo 2017) エドワード・ヤン『台北ストーリー』@ユーロスペース。相変わらずの完璧なフレーミングで呆然としたあと、ホテル街を抜け駅前に戻った。ホテルの顔ぶれは学生の頃から変わらない。多分、もっと前からこうなんだろう。歌舞伎町のそれ…

【日記】2017年6月11日

(Kasai, Tokyo 2017) 水曜日のル・シネマもすごかった。私が観た『ブエノスアイレス』夜の回はもちろん、翌日の『花様年華』も完売という盛況ぶり。オンラインでのチケット購入が定着しているのだろうか、さすがに全員窓口で翌日以降のチケットを買うとい…

【日記】2017年6月4日

(Kasai, Tokyo 2017) 続いた不調もほぼ治り、ためし運転で部屋中の掃除。アン・リーの作品いくつかを流しながら窓を開け放すと、洗濯物に降り注ぐ日差しがまぶしい。よい休日。 先週紹介したウォン・カーウァイ特集上映は非常に盛況で、私が行った『恋する…

【日記】2017年5月27日

(Shinjuku, Japan 2017) 今日もせっせと引きこもり。洟たれなので、食べ物の味も分からない。参った。 『ヒロシマ・モナムール』の記事のため調べものをして、主演エマニュエル・リヴァが今年始めに亡くなったことを知った。遺作となったハネケの『愛、アム…

【日記】2017年5月16日

(Yotsuya, Tokyo 2016) ギャラリーを更新しました:いかの肖像 https://www.sanmarutan.com(トップ) https://www.sanmarutan.com/2016-squid(いかの肖像) 四ツ谷はしんみち通りで見つけたいかの生簀。海なし県に育ち、いかというものは白〜半透明で水…

【日記】2017年5月7日

(Hiroshima, 2017) 広島旅行の写真を立て続けにアップして、 「ああ、こういう記事はためて毎日少しずつポストすればいいんだな」 と全部終わった後に分かった。 映画の記事と文の旅行記はもう少しましで、ちょっとずつ書いて寝かしては直し・直しては寝か…

【日記】2017年4月20日

(Yokohama, 2017) 気がつくと、春どころか夏日になっている。冬の終わりにばっちり季節病が悪化して、ものを書く気が起きず、instagramで細々活動していました。ほんとに細々だけど…そしてちゃっかり宣伝。この写真もinstagramから転載したもの。このひと、…

【日記】2016年11月11日

10月のひきこもり期間に、昔フィルムで撮った写真を見つけた。 おそらく、10年ほど前のものだろう。相変わらずへたっぴだが、思い出を封じ込めることには成功したようだ。初秋の九十九里浜、チューリヒ空港、パリの空、などなど、、、いまとなってはもう何処…

【日記】2016年10月19日

なーんかダメな日。くるしい日。というものが、10月に入ってから続いている。薄曇りの日は引きこもって本を読んでいたいと、子どものように愚図っている。ちゃんと仕事してるけど。 大人気ないと自覚があるのに、医師は「(今は)本を読む時期だもの。」とに…

【日記】2016年10月11日

北京旅行の写真をギャラリーで更新しました。微々たるものですが・・・ http://www.sanmarutan.com/beijing-2016 やっぱりもっと撮りたかったし、頭の中で企画もあれこれ沸いてくる。 北京は不思議な街です。早くもう一度行きたいな。 病み上がりもあって、…

【日記】2016年9月14日

(Higashi-shinjuku,2016) 8月最後の更新からあっという間に時が過ぎ、気づけば夏も終わりの今日この頃。 何してたんだっけ…と思うと、意外といろいろやっていた。 ・帰省(基本おさんどん) ・仕事のちょっと大きいヤマ ・ホロコーストおよびポーランド研究…

【日記】2016年8月10日

(Kanazawa,Ishikawa / Japan 2016) 大事な局面で風邪をひいたり、出張前後が意外と忙しかったり。つくづく計画性がないな・・・と呆れつつ、転がるように2週間が過ぎて行った。出張帰りに訪れた金沢、ブルックリンから来たバンドが歌舞伎町に最高のヴァイ…

【日記】2016年7月26日

(Siem Reap, Cambodia, 2014) このブログの最初におひっこしという他ブログからの移転記事を書いたところ、はてなから旧ブログへの逆アクセスも頂き、あちらが前代未聞の繁盛ぶりになってしまった。それは言い過ぎかな。とにかく、興味を持って頂けてとて…

【日記】2016年7月25日

(Songjiang, Shanghai 2012) 予想どおりのマニック・マンデー。休日のまぶしさから立ち直れないでいる。小学生か。 というのも先週の土曜、とあるジャズ喫茶で、この夜だけは昭和歌謡のレコードをリクエストして都内屈指のオーディオセットで聴けるという…

【日記】2016年7月21日

昨日から掲載を始めた、アウシュヴィッツをめぐる旅行記。ほぼ2年前のこともあってか、鮮烈に覚えているところと曖昧なところが入り混じっている。そこへ『夜と霧』の原作(ヴィクトール・E・フランクル)を読んだりすると、記憶がよみがえったり拡がったり…

【日記】2016年7月19日

会社を出たらちょうど雨上がりだった。蒸した空気の向こうから、森の香気が立ちのぼってくる。ひぐらしは夏の終わりに鳴くものと思ったが、ここでは油ぜみと合唱している。 ミニマリストにはなれそうもないな、と思う。この匂い、空気の温度、ひぐらしの声と…

【日記】2016年7月17日

早朝ラン。走ること自体久しぶりすぎて、鈍った体に愕然とする。 それでも光や風や樹々の息遣いに助けられ、少しずつ体がリズムに乗ってくる。地面を踏みしめる足の沈み具合、振られる腕の筋肉の動き、背筋に通る骨の傾き…、もろもろのことが鮮やかに分かっ…

【日記】2016年7月13日

すっかり夏の雰囲気。野暮用で小伝馬町へ行ったら、なんともいい風景を見つけた。 呑み屋だったらしい。ものとひかりが静物画みたいで、その場でパシャリ。

ささやかなグローバル問題

ギャラリーおよび、このブログの呼び込みは現状instagram頼りで、そこでいいね!をくれる人の大半は外国籍のユーザーさんたちである。お蔭でどこにあるか見当もつかなかった国の絵画教室と繋がれたり、知る人ぞ知る楽器の知られざる職人さんを見つけられたり…