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いつも心にデカダンを。

【旅日記】北京(万里の長城・①)

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 数ある長城のうち、一番観光客で賑わう八達嶺長城。登城の門で北側(女坂)と南側(男坂)に道が分かれている。私たちが登ったのは女坂だけど、どこが女性的なのか当時の人々に問い質したい。一番高い北八楼に辿り着くまで、途中何度も心臓が破れるかと思った。

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北側の全体像。これを全部登り切ったと思うと、インドア派の私としては誰彼かまわず自慢したい気分になる。

ちなみに、万里の長城の入り口には面白い石碑?があって、そこには

「万里の長城に登らないのは残念だ。しかし登ってみると(疲れ果てて)もっと残念だ

という内容が刻まれている。えらく達筆な文字で、しかもかなり大きく・・・

これには徒歩で登下城した人の多くが共感する事だろう。私も帰国直後は「万里の長城は(一度登ったし)もういいや」と思っていた。

しかし、万里の長城は一つだけではない。映画のロケにしばしば使われる金山嶺長城、城のふもとがダムに沈ん黄花城長城など、万里の長城にはまだ様々な顔があるようだ。そう思うと、一度登っただけではどうも不十分な気もしてくる。

結論:北京に行くたびにより残念な思いをする酔狂もまた人生の楽しみかもしれない。(次は金山嶺かな…)