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いつも心にデカダンを。

【日記】2017年8月2日

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(Shibuya, 2017)

週末に恵比寿の写真美術館(TOP…の名前がまだピンとこない)に行き、アラーキー展とソール・ライターのドキュメンタリーを観た(『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』, 2012)。ソール・ライターはBunkamuraで見逃したものの、そのうち下高井戸シネマ辺りでやるさ…とまさしく急がず待っていたところへ、この上映を友人が見つけてくれた。

ドキュメンタリーはサブタイトルの通り彼周りの「こと」を1つずつ追っていくのだが、5つめぐらいで友人が寝た。一緒に映画を観るとき大半はこうなので、今さら気にはしない。肌に合わないとすぐ寝るが、ヴィスコンティなんかだと終始括目していて面白いのだ。本人いわく「直前に飲んだカヴァがいい具合に効いて…」ということだが、一方で私のモヒートはとても薄かった。どうせなら私だってある夏のパリで、朝は寒いのに昼はクソ暑くなる通りを意地とヤケで歩き通しながら、時折寄るカフェで飲んだモヒートのようなのが良かった。ラムもミントも沁みるように濃いやつだ。

薄いモヒートのお陰なのか?私は作品を最後まで楽しく観ることができたわけだが、オリジナルスコアなのか、とても気持ちのいいテーマ曲でエンドクレジットが終わった後に、「字幕 柴田元幸」と出てきて「ヒョッ」となった。