【日記】2017年5月4日
(Miyajima, Japan. 2017)
今週のお題「ゴールデンウィーク2017」
先々週の広島旅行を思い出しては、正反対のこの状況にベッドで憮然としている。休日出勤が決まり帰省は断念、じゃあ自宅であれもこれもやるぞと思ったらまさかの風邪。頭痛い(二重の意味で)。
とはいえ、少し具合のよいときに布団をかぶって本を読むのは悪くない。旅行前の『ヒロシマ・モナムール』からかつてのデュラス熱がよみがえり、関連書籍を数冊、本棚の奥のほうから引っ張り出してきた。
昔、彼女について書いた卒論は我ながらひどいものだった。提出後に受けた院試も落ち、考える対象として彼女の作品に接することは意図的にやめてしまったと思う。それから十数年、そうは言っても代表作は折に触れ読み返し、渡仏の際にはなんだかんだで墓参りも欠かさない、、、となると、なんだ、まだずっともう好きすぎじゃないか。
論文とまでは言わないけれど、彼女に関するまとまった文章をもう一度書きたいと思うようになった。それがこのなんともいえないGWのささやかな収穫。
※それにしても、広島旅行は天気も味方して素晴らしいものだった。宮島は光にあふれていた。早く風邪治して旅行記を書きたいものです。
- 作者: マルグリットデュラス,Marguerite Duras,田中倫郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1992/05
- メディア: 文庫
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しかしなんでか、日本でのデュラス作品の装丁は大概ひどい。 最近は新装版でまともになってきた向きがあるが(『ヒロシマ〜』が好例)、それでも「?」と思うことがある。本当になんでだろう。