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いつも心にデカダンを。

【旅日記】北京(万里の長城・①)

数ある長城のうち、一番観光客で賑わう八達嶺長城。登城の門で北側(女坂)と南側(男坂)に道が分かれている。私たちが登ったのは女坂だけど、どこが女性的なのか当時の人々に問い質したい。一番高い北八楼に辿り着くまで、途中何度も心臓が破れるかと思っ…

【旅日記】北京(北京閲微庄賓館)

前から泊まりたかったホテル。清代の学者が住んでいた四合院(中国の伝統建築)を改装して客室にしている。英名でDouble happiness courtyard hotelとも。 この庭でのんびり読書をして過ごすのが今回の旅の目的(だった)。先述の通り予定通りにはいかなかっ…

【日記】2016年9月26日

(Beijing,2016) 北京に行ってきました。 当初の目的は「誕生日に、ずっと行きたかったホテルの中庭で読書する」というものでしたが、友人の奥様がガイドについてくださり、一転エネルギッシュな旅に…。 万里の長城(八達嶺長城)も「ロープウェイで行った…

【旅日記】アウシュヴィッツのこと・④

(企画・戦争をめぐる映画/旅 第一部 アウシュヴィッツ、カティンの森、そしてヒロシマ― ⑥) アウシュヴィッツのこと・③から続く 結局、日が暮れ切るまでにはクラクフに戻ることができた。ホステルに戻って少し休み、中央広場の観光客向けのレストランへ向…

【映画】ヴィム・ヴェンダース特集@キネカ大森

cinefil.tokyo 新作『誰のせいでもない』公開を記念して、ヴェンダース往年の名作がキネカ大森でリバイバル上映される。 上映予定作品は『パリ・テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『アメリカ、家族のいる風景(国内最終…

N.Hoolywood のレディースアイテム

www.fashion-headline.com 伊勢丹のみで展開とのこと。コート欲しいな。。

Two Months Off / Underworld

11/9(水)の武道館公演取れた! 夏も終わりでどことなくやるせなかったけど、これ聴いてすっきり。 Underworld - Two Months Off ごちゃごちゃ澱んだものが流れていきましたとさ。

【日記】2016年9月14日

(Higashi-shinjuku,2016) 8月最後の更新からあっという間に時が過ぎ、気づけば夏も終わりの今日この頃。 何してたんだっけ…と思うと、意外といろいろやっていた。 ・帰省(基本おさんどん) ・仕事のちょっと大きいヤマ ・ホロコーストおよびポーランド研究…

【映画】『カティンの森』(’07・ポーランド)

(企画・戦争をめぐる映画/旅 第一部 アウシュヴィッツ、カティンの森、そしてヒロシマ― ⑤) カティンの森 [DVD] 出版社/メーカー: アルバトロス 発売日: 2010/05/07 メディア: DVD 購入: 3人 クリック: 108回 この商品を含むブログ (61件) を見る 監督:ア…

【旅日記】アウシュヴィッツのこと・③

(企画・戦争をめぐる映画/旅 第一部 アウシュヴィッツ、カティンの森、そしてヒロシマ― ④) アウシュヴィッツのこと・②から続く 11号棟は1階がSSの執務室で、地下には目的に応じた牢がある。地下のためか場所柄か、非常に息苦しい。見学する人も多く酸素が…

【旅日記】金沢(兼六園)

時間が無く、瓢(ひさご)池の脇をほぼ通り抜けただけになってしまいましたが、それでも趣は堪能できました。やはり日本庭園は良いですね。 瓢池周辺(その①)。ひょうたんの形をしていることから瓢池と名付けられたそう。 瓢池周辺(その②)。優雅な水辺で…

【旅日記】金沢(近江町市場)

金沢の食が一挙集結?する近江町市場。その場で食べられる岩ガキ屋さんもあり、寿司屋もあり、ただの呑み屋さんもあり、半日はしっかり遊べるスポットです。 この間の日記にも使った写真。極彩色モードで撮ったらぎらぎら。 鮮魚店にはこんな可愛いランプが…

【旅日記】金沢(香林坊周辺・②)

【旅日記】金沢(香林坊周辺・①)に続き、趣味の世界です。 ①でも書いた通り、実際の香林坊はとてもオシャレでモダンな地区です。では始めましょう。 尾山神社に至る裏道には、平屋(町屋?)のような小さな建物が並んでいます。それぞれ雰囲気の良い呑み屋…

【旅日記】金沢(香林坊周辺・①)

出張ついでに駆け足でめぐった金沢観光。ホテルが香林坊にあったので、近江町市場に行くまでの、主に尾山神社につながる細い道をぶらぶらした風景です。 なんかクリーチャー化しつつある電線群 デヴィッド・リンチの映画なら十中八九異世界に行ける感じ。 長…

【旅日記】アウシュヴィッツのこと・②

(企画・戦争をめぐる映画/旅 第一部 アウシュビッツ、カティンの森、そしてヒロシマ― ③) 【旅日記】アウシュヴィッツのこと・①から続く ガイドの説明を聞きながら、私たちはゆっくりと「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」のアーチをくぐった。写真…

【日記】2016年8月10日

(Kanazawa,Ishikawa / Japan 2016) 大事な局面で風邪をひいたり、出張前後が意外と忙しかったり。つくづく計画性がないな・・・と呆れつつ、転がるように2週間が過ぎて行った。出張帰りに訪れた金沢、ブルックリンから来たバンドが歌舞伎町に最高のヴァイ…

【告知】ちょっと遅れてます

企画「戦争をめぐる映画/旅」の連載ですが、筆者が夏風邪のため、掲載が遅れております。すみません・・・ 難しいテーマですが、近日中にUPするつもりなので、今しばらくお待ちいただけれと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 2016.07.31 Taeko K…

【日記】2016年7月26日

(Siem Reap, Cambodia, 2014) このブログの最初におひっこしという他ブログからの移転記事を書いたところ、はてなから旧ブログへの逆アクセスも頂き、あちらが前代未聞の繁盛ぶりになってしまった。それは言い過ぎかな。とにかく、興味を持って頂けてとて…

【日記】2016年7月25日

(Songjiang, Shanghai 2012) 予想どおりのマニック・マンデー。休日のまぶしさから立ち直れないでいる。小学生か。 というのも先週の土曜、とあるジャズ喫茶で、この夜だけは昭和歌謡のレコードをリクエストして都内屈指のオーディオセットで聴けるという…

【映画】『夜と霧』(’55・仏)※グロ表現有

(企画・戦争をめぐる映画/旅 第一部 アウシュビッツ、カティンの森、そしてヒロシマ― ②) 夜と霧 Blu-ray 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D) 発売日: 2015/06/19 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る 監督:アラン・レネ 脚本:ジャン・ケイヨー…

【読書】昭友堂に愛を込めて

新宿2丁目の角に古書店があった。名前を昭友堂という。良い意味で猥雑で、文芸・美術・ポルノともろもろが入りみだれて、専門の分野を扱う店とも違った面白い空間だった。 とりわけ店の外にあるショーケースでの小企画は秀逸で、たくさんの写真家・画家の作…

【日記】2016年7月21日

昨日から掲載を始めた、アウシュヴィッツをめぐる旅行記。ほぼ2年前のこともあってか、鮮烈に覚えているところと曖昧なところが入り混じっている。そこへ『夜と霧』の原作(ヴィクトール・E・フランクル)を読んだりすると、記憶がよみがえったり拡がったり…

Crescioni

今週のお題「セールの戦利品」 前回のMM⑥、Proenza Schouler に続きCrescioniのネックレスを追加。 好きすぎるのでCrescioni公式サイトのリンクを貼っておきます( ・∀・)ノ http://www.crescionicollection.com 日本だとPilglim Surf+SupplyやNeed Supply co.…

【旅日記】アウシュヴィッツのこと・①

(企画・戦争をめぐる映画/旅 第一部 アウシュビッツ、カティンの森、そしてヒロシマ― ①) ポーランドは農業大国である。牛乳、パン、ベーコン、卵、大げさでなく何を食べても美味しい。そして安い。 通りにあるスタンドでは、大きなプレッツェルが2ズウォ…

【日記】2016年7月19日

会社を出たらちょうど雨上がりだった。蒸した空気の向こうから、森の香気が立ちのぼってくる。ひぐらしは夏の終わりに鳴くものと思ったが、ここでは油ぜみと合唱している。 ミニマリストにはなれそうもないな、と思う。この匂い、空気の温度、ひぐらしの声と…

【企画】戦争をめぐる映画/旅(全二部)

すっかり夏めいて、日中に外にいると融けてしまいそうです。 それでも風や光や樹々のざわめきは清々しく、人の心に語りかけます。 夏だよ。夏だね。 <この企画を始めるにあたり> プロフィールの通り、このブログは写真ギャラリーのおまけブログではありま…

【日記】2016年7月17日

早朝ラン。走ること自体久しぶりすぎて、鈍った体に愕然とする。 それでも光や風や樹々の息遣いに助けられ、少しずつ体がリズムに乗ってくる。地面を踏みしめる足の沈み具合、振られる腕の筋肉の動き、背筋に通る骨の傾き…、もろもろのことが鮮やかに分かっ…

MM⑥, Proenza Schouler

今週のお題「セールの戦利品」 マルジェラのなんかの先っぽペンダント、プロエンザ スクーラーのTシャツ。戦果は上々! ※7/19 写真差し替えました。

【日記】2016年7月13日

すっかり夏の雰囲気。野暮用で小伝馬町へ行ったら、なんともいい風景を見つけた。 呑み屋だったらしい。ものとひかりが静物画みたいで、その場でパシャリ。

とあるフランスかぶれの本棚(装丁編)

今週のお題「わたしの本棚」 間に合ったー。 前回の人生編に続いて、装丁編をやろうと思います。 本の「つくり/デザイン」が主題の記事なので、内容の解説は手短に。